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2006年4月30日 (日)

ヴィム&ドナータ ヴェンダーズ 写真展へ

ichiko.H.

一昨日「ヴィム&ドナータ ヴェンダース写真展〜尾道への旅」オープニングパーティに行ってきました。素晴らしかったです。  [ 4月29日〜5月7日 表参道ヒルズ 本館地下3階「O(オー)」 入場料大人1000円、学生・65歳以上800円  ]
ドナータとはヴェンダース氏のパートナー。ふたりで尾道への旅をしながら撮ってきた写真。
ドナータさんの写真は人物が撮られています。人物といってもピントはどれも別の事物に合わせてあり、人の姿は遠い夢の記憶のように儚げです。白の薄い紙に小さく焼き付けられたモノクロームのそれらは、静かでやさしく、今の日本でもこういうふうに見ることができる視線があるんだなあ、と思いました。それは日本人じゃないからなのか(日本に対する先入的イメージで選択された視線なのか)という見方もできるとは思います。でも、作品というのは、作者の鏡のようなものなので、カメラを通して投影されているドナータの姿ともいえると思います。実際、言葉は交わさなかったけれど、しかも大柄な女性でしたが、とても繊細そうな、やさしげな感じの人でした。
それと真逆にヴェンダース氏のほうは、カラーで風景(人物が写っているのもあるが風景の一部の扱い)のみ。しかも大きい。ガラス板に埋め込まれたそれはダイナミックで圧倒的な存在感です。重量100Kgという巨大な写真?!もありました。現代絵画のような作品もあり、シュールな質感のものもあり、またパノラマ的景観あり、そのどれもが美しく力強い。さすがの映像美です。わたしには映画人ならではの作品のように感じましたが、どうなのかな?
そして、ふたりの作品に共通に漂う”サウダージ”....

ヴェンダース氏とは「東京画」以来の友人で、写真展のプロデューサーでもあるベルリン在住のジャーナリスト、アーティスト、ライターの青木淑子さんに誘われて行ったのですが、ヴェンダース氏に紹介もしていただきました。
ただ、青木さん、日本の方々に紹介してくださる時に「このかたは世界的に有名な(えっ?)コンテンポラリーピアニストの橋本一子さんです」(えっ?えっ??)とおっしゃるので、ドイツ語でヴェンダース氏にはいったいどう紹介されたのでしょう??横にいてもドイツ語はまったくわからず、妙にヴェンダーズさん納得してるけど...
二言三言言葉を交わし、CDあげたんですが、ありがとう、じっくり聴かせてもらうね、とか、ファンタスティック、とか、ドイツにはいつ来るの?とか、いや、あの、それで、なんていってるうちに、写真を撮りましょうと言われ並んだら、その日会場にいたカメラマンがたくさん集まってきてたくさん写真を撮られてしまいました。。あとで知ったのですが、ヴィムさんUb-XのCDをちゃんと映るように胸に掲げてくださってたそうです。ありがとう、ヴィム・ヴェンダースさん。
CD付き2ショット、もらえたら掲載しますね、っていうかスキャナー買わなきゃ...

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2006年4月28日 (金)

ライヴとヴェンダースと美女

ichiko.H.

午前0時30分、なのでもう昨日のことになりますが、江古田のバディで中村善郎さん(ボサノヴァ、ギター&ボーカル)とDuoのライヴをやってきました。楽しかったです。善郎さんとのライヴはいつも理屈抜きに楽しんできます。
演奏後にライセカ(=Laiseca=Ub-Xの収録曲、自転車ロードレースの選手、バスク人)のファンという人が話しにきてくれてそれも楽しいことのひとつでした。
ライヴ一時間前とライヴ終了後に一人前のカレーを半分ずつ分けて出してもらって食べました。

明日は、じゃなかった、今日の夜はヴィム・ヴェンダースの写真展のオープニングパーティーに行ってきます。話しができるかどうかはわからないけど、本人も出席だそうで、せっかくだからとここ数日DVDなど借りていろいろ観ましたが、やはり「ベルリン天使の詩」が一番好きだと再確認。ストーリーというより全編に流れる「詩」と詩的な映像の美しさに打たれます。とても好きな映画のひとつなので、その監督に会えるのは楽しみです。

あと、ギターの加藤みちあき氏情報。今、カザフスタンにおおたか清流さんとジャズフェス(カザフでジャズフェスっていうのも面白いですが...あ、でも向こうからすれば日本でジャズフェスっていうほうがもっとおもしろいかも)出演のため行ってるんですが、ウズベキスタン経由カザフ入りっていうことで、ウズベキスタンからとカザフスタンから「すごい美女多し!!!」と興奮した2通のメールが藤本氏のほうに届いたもようです。最近はあのあたりはアメリカからモデルのスカウトとかすごく多いらしい。美女の宝庫みたいですね。写真見たけどほんと、すごくかわいい少女多い!!(スカウト時はローティーン)
ちなみに、わたしは女ですが美女ウォッチングが趣味のひとつです。世界のどこにどういう美女が生息しているかもけっこう詳しいです。陸上競技ではロシアとウクライナに妖しい雰囲気の美しい選手が多いので、それを探すのが楽しみで観てます。

というわけで、タイトルの「ライヴ」と「ヴェンダース」と「美女」につながりは全然ありません。

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2006年4月25日 (火)

もうすぐ5月2日

藤本です
5月2日には大事なイベントがあるのに、
http://members.jcom.home.ne.jp/najanaja/5_2flier.html
前日はドイツ用のリハをしなくちゃいけない。
タイヘンタイヘン

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2006年4月22日 (土)

Ub-X こんなふうにも あんなふうにも

気がついたら前回書いてから一週間もたってたんですね。びっくり!急に暖かくなってきてこのところずっと頭がくらくらしてますが、きょうは、Ub-Xってこんなふうに聴いてる人もいるんだ、って、自分たちも気がつかなかったことも含め書いてみようと思います。

1)まず、オーソドックスには、ジャズとして、ですね。ジャズといってもちょっとカテゴライズしにくいのですが、アルバム評などでは、先鋭的な、とか、また、浮遊感のあるサウンド、独特のグルーヴ感、、etc..について語られています。Ub-Xの看板としてインタヴューではわたしがポリグルーヴの分析的説明をしたり(JAZZ TOKYO  http://www.jazztokyo.com/  参照)私自身、この音楽に関してかなり分析的解説もできます。.......で、自分たちでもそういうものだ、と思っていたわけです。
でも最近気がついたのですが、この聴き方はほぼ男性の、しかも分析的(論理的)傾向の強い人の聴き方であって、それがすべてではないことがわかりました。最近はこれを「男頭(おとこあたま)」で聴く、と言います。

2)クラブミュージックとして聴く。yoyoちょっと待てよ、踊れねえよ、と。ま、そうかとは思いますが、1)の分析的聴き方のひとつとして、たとえば、ドラムとベースは、いわゆるドラムンベースの進化&変則、変化形として、コードサウンドはハウス或いはテクノのそれ、ヴォイスを含め全体の質感は音響系のそれ、として。インプロヴァイズド・クラヴミュージック・ジャズとして、これからさらに進化させていく方向にもあり、いかがでしょうか?(いつかは、踊れちゃうかもよ)

3)女性的な聴き方。多くの女性は音楽を聴くときに分析的脳は使いません。わたしももともとは感覚的聴き方ですが、実際にプロフェッショナルとして活動しているうちに男性的部分が発達したのだと思います。実際に自分がやるまで、音楽は全体として入ってくるだけで、ベースが何をやっているか、とかドラムがどういうビートで、なんて分けて聴くなんてしてなかったですね。「よくわからないけどすごい!」とか、「美しい」「気持ちいい」「かっこいい!」「好き」「嫌い」「ださい」という感想で、「この部分のベースがすげえ」「ここはこういうリズムの取り方をしてる」とかいわれるまで気がつかないって感じでした。
このアルバムも、特にジャズファンではない女性にも直感的にというか感覚的に受け入れられているみたい。(逆に、男頭の強すぎる男性のほうが難解と感じてしまうことも)

4)映像的&トリップミュージックとして。これは、わたしの音楽を長く聴いてくれている方々に多いですね。コメントをお願いした方々も、アーティストなので(しかも映像系多いです)このタイプがほとんどです。

5)「からだ」で聴く。3)に近いですが、3)が雰囲気とか全体像とか、また、おしゃれ感寄りとすれば、もっとダイレクトにからだに近い感じでしょうか。実際に、夜眠る時に水の音のCDのかわりとして、ヒーリングミュージックとして、また、ずっと鬱だったひとがライヴを聴いてから快方に向かった、など、、、作ったほうが「何で?」って驚いています。(驚くのは前回書いたことと矛盾しているようですが、あれはやや観念的な感覚であったので、こんなにダイレクトに作用しているとは思っていなかったのです)

6)自然界の音。4)の水の音とも共通しますが、これを言ったひとは「ドラムを聴いていると自然界のすべてが聞こえる」というふうに表現していました。

7)家族の食事時のBGMとして。これは「凛」のCMの監督のご自宅での話。そもそも食事の時はCDをかけるそうですが、二人のお子さまも違和感無く聴いているとのこと。ヘビーローテーションにしていたため、最近はフレーズを口づさんだり、曲頭の出だしのタイミングあてなども、、、、、   すごい.....

8)ちょっとMなひと、、「一子さんの音楽は脳を直接素手でわしづかみにされすごい勢いでかきまわされる感じで、ものすごく苦しいんだけど、でもそれがだんだん快感になってやめられない、、」

9)猫が聴く。過去何人かのひとが、わたしのCDをかけていると飼っている猫がスピーカーの前に聴きにくる、と教えてくれました。(終わるといなくなるそうです)このCDではどうなのでしょうか?人間以外の生き物と暮らしているかた、ためしてみてください。

10)エロい.....国府弘子が言った....

....と、だんだんとりとめなくなってしまいましたが、すでに聴いているひとは、別の聴き方を、まだ聴いていないひとは、興味のある聴き方をみつけたら、いちどためしてみてください。
っていうか、気持ちよければもうそれでいいんですけど。

ichiko.H.

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2006年4月15日 (土)

Ub-X って?

Ub-Xってどういう意味?ってたくさんの人に聞かれます。わかるわけありません。わたしたちが作った造語なんだから。
インタヴューなどで多少の説明はしましたが、ここで一度まとめておきます。
まず、[ubique=ユビーク(ウビーク)]という言葉があります。CDの5曲目に同名の曲が入っていますが、もともとはラテン語で、[神の遍在]の意です。英語では[ubiquitous=ユビキタス]となり、最近よく「ユビキタス・コンピューティング」などという使われ方をしているので耳にすることも多くなりました。
わたしはこの[ubique]~神の遍在~の意をより広い意味で、拡大解釈のような形にするため、そこに[x]を足し[ubiquex]という造語を造ったのですが、発音すると「ウビークェクス」となり、あまり美しくないのと、わかりずらい、という2点の理由により、短縮形として[Ub-X=ユビークス]という更にわかりにくい言葉になっています。まあ、符牒のようなものと考えてください。
わたしは、世界というものはナノのナノのナノのナノの........の粒子で出来ている、というふうに仮定しています。「気」のようなもの、響き、空気、水、霧、光、イメージ的にはこのような感じでしょうか。生物、植物、鉱物etc..はその「気」のような、響きのような、空気のような、水のような、霧のような、光のような...それらの[海]の中から現実の中に存在する間だけ、半分固体化している。え、と、誰だっけ、フロイトじゃなくてほら、あの、ユ、だ、ユのつく.................
ユング!!..(あ〜思い出せてよかった...)、ユングのいう「無意識(潜在意識)の海」と同じような解釈です。..ふうう〜..人間も生まれた時に、存在するために、個として形造られるけれど、からだと外側との境界線は思っているよりも相当曖昧で、自分と、その他の存在物(人も含めて)の間は目には見えないけれどその霧のようなもので連続している、と考えています。
極端に言えば、今あなたは自分の部屋にいるけれど、同時に、アフリカのサバンナに、北極に、アマゾンの湿地の中に、またはニューヨークのマンハッタンにいるかもしれないし、犬かもしれないし、海の中を泳いでいるさかな、海の底に沈んでいる骨、シベリアの樹林の一本の枝、に棲みついた虫、さらには、海の水、6000年前の岩塩、ツール・ド・フランスの山岳を脅威のスピードで登っていくライセカの額の汗かもしれない。
「神の遍在」とはそういうことなんじゃないかな。解釈の方法や、環境の違いで、それは、宗教であったり、哲学であったり、数学であったり、科学であったり、文学、詩、そして[音楽]であったりするのだと。
わたしたち奏者は集中すればするほど、レベルを上げれば上げるほど、[世界]の中に深く沈み、溶け込み、一体化し、そして浮き上がって来た時に[響き]として再生する、という作業をしているのだと感じています。
「なんかエロ難しいことをいってんじゃねえよ!」とか言われそうですが(言わないかエロ..なんて)、やっている本人はその瞬間そんなこと考えているわけもなく、普通は「うげっ(やべー)」とか「うきっ(おしっ)」とか「がるっ(興奮している)」、「ぐあああああああ!!!(ものすごく興奮してるか体調に異変をきたしている)」、「むう(きもちいい〜)」とか「んんんんっ?(いまどこ?)」とか「zzzzz...(寝てる..ことはあんまりないか..)」とか、本能しか働いていない、ほぼ「猿」です。(っていうか、わたしだけじゃないですよね)
ただ、音は激しいのに気持ちは静かな感じで進んでいることもあり、経験的には静かな感じのほうが集中は深いのかなって思います。
言葉や視覚を使わない分(聴覚は一応使ってはいるけれど)響き=バイブレーションがダイレクトに浸透していくので、音楽が一番身体的な要素が強いし、生演奏(同じ場に奏者と受け手がいる)というシチュエイションが、他の分野にはまれな、同時性、同時交換性、交流、を生むことが可能なのだと思います。

....一体自分はいま何の話を読まされているんだろうと思っているみなさま(って誰か読んでくれてるのかな。。)
わたしも何書いてんだろうって.......そう、[Ub-X]の説明だったのです。
そう思って、もういちど読んでみる?  いえ、読んでみていただけますか?  だめ?

潜在意識の深淵、世界のバイブレーション、生きるということの喜びや悲しみ、怒りや苦しみや、やさしさやせつなさや....祈り、を、すくいあげ、響かせる奏者として、そして、現実の世界、地球的規模での存在物"ミュージック・ユニット[Ub-X]"としての偏在=いつでもどこにでも在って、どこにもないようで、あるようで、ないようで、あるような、、、いや、あの、がんばってみようかな、という、ひそかな決意表明のようなものかと...

うう、、疲れた、、、もう朝の6時すぎ。。そろそろ寝なくちゃ。。
次回は[Ub-X]聴き方いろいろ、を。bye!

ichiko.H.

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2006年4月12日 (水)

まず、

橋本一子です。今からUb-X(ユビークス)のHPリンクブログで文を書いてみようと思います。これまでnajanajaというHPがあったのですが(今もある)、(理由があって)情報的にはわりあい不親切なサイトだったと思います。
ライヴインフォも必要最低限の情報しか無く、わたしのようにジャンル的に節操無く音楽活動をしていると、メンバーの名前、楽器構成から推測するしかない場合も多く、しかも「このメンバーならモダンジャズだろ」と思って来たら、ギター持ってボサノヴァ歌ってた」とか、、わたしとしてはそれをカヴァーすべく、タイトルを付けたりしたのですが...
        「ioamnet2005」
 って何だよ!!...よけいわかりづらいよ!!(それも2003年に)
あ、コアなファンの方々にはこれもスリルがあって快感かもって、、だめですか?
で、今回橋本一子トリオ改め、ユニット「Ub-X」としてアルバム「Ub-X」を出すにあたり、また、ドイツツアーも決まったことだし、その報告なども出来るように、もちろんライブの説明等も含めこれを立ち上げてみました(もらいました)。
井野信義(Bass)、藤本敦夫(Ds)、両氏にも参加していただこうと思っています。
お二人とも、署名はお忘れなく、じゃないとわたしが朝まで飲んでた、とか、ペットショップに入ったら、動物一斉に大騒ぎ、ハスキー犬遠吠え始めた、なんて誤解されちゃいますから. . .
 ichiko.H.

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2006年4月11日 (火)

Ub-X 始動!

橋本一子(piano,vo)、井野信義(bass,vo?)、藤本敦夫(drums,vo?)、による、ポリグルーヴユニット=Ub-X(ユビークス)、ブログ始動です!
5月2日には南青山マンダラでGiulietta Machine、手塚眞さんたちとイベントをやります。
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