« まず、 | トップページ | Ub-X こんなふうにも あんなふうにも »

2006年4月15日 (土)

Ub-X って?

Ub-Xってどういう意味?ってたくさんの人に聞かれます。わかるわけありません。わたしたちが作った造語なんだから。
インタヴューなどで多少の説明はしましたが、ここで一度まとめておきます。
まず、[ubique=ユビーク(ウビーク)]という言葉があります。CDの5曲目に同名の曲が入っていますが、もともとはラテン語で、[神の遍在]の意です。英語では[ubiquitous=ユビキタス]となり、最近よく「ユビキタス・コンピューティング」などという使われ方をしているので耳にすることも多くなりました。
わたしはこの[ubique]~神の遍在~の意をより広い意味で、拡大解釈のような形にするため、そこに[x]を足し[ubiquex]という造語を造ったのですが、発音すると「ウビークェクス」となり、あまり美しくないのと、わかりずらい、という2点の理由により、短縮形として[Ub-X=ユビークス]という更にわかりにくい言葉になっています。まあ、符牒のようなものと考えてください。
わたしは、世界というものはナノのナノのナノのナノの........の粒子で出来ている、というふうに仮定しています。「気」のようなもの、響き、空気、水、霧、光、イメージ的にはこのような感じでしょうか。生物、植物、鉱物etc..はその「気」のような、響きのような、空気のような、水のような、霧のような、光のような...それらの[海]の中から現実の中に存在する間だけ、半分固体化している。え、と、誰だっけ、フロイトじゃなくてほら、あの、ユ、だ、ユのつく.................
ユング!!..(あ〜思い出せてよかった...)、ユングのいう「無意識(潜在意識)の海」と同じような解釈です。..ふうう〜..人間も生まれた時に、存在するために、個として形造られるけれど、からだと外側との境界線は思っているよりも相当曖昧で、自分と、その他の存在物(人も含めて)の間は目には見えないけれどその霧のようなもので連続している、と考えています。
極端に言えば、今あなたは自分の部屋にいるけれど、同時に、アフリカのサバンナに、北極に、アマゾンの湿地の中に、またはニューヨークのマンハッタンにいるかもしれないし、犬かもしれないし、海の中を泳いでいるさかな、海の底に沈んでいる骨、シベリアの樹林の一本の枝、に棲みついた虫、さらには、海の水、6000年前の岩塩、ツール・ド・フランスの山岳を脅威のスピードで登っていくライセカの額の汗かもしれない。
「神の遍在」とはそういうことなんじゃないかな。解釈の方法や、環境の違いで、それは、宗教であったり、哲学であったり、数学であったり、科学であったり、文学、詩、そして[音楽]であったりするのだと。
わたしたち奏者は集中すればするほど、レベルを上げれば上げるほど、[世界]の中に深く沈み、溶け込み、一体化し、そして浮き上がって来た時に[響き]として再生する、という作業をしているのだと感じています。
「なんかエロ難しいことをいってんじゃねえよ!」とか言われそうですが(言わないかエロ..なんて)、やっている本人はその瞬間そんなこと考えているわけもなく、普通は「うげっ(やべー)」とか「うきっ(おしっ)」とか「がるっ(興奮している)」、「ぐあああああああ!!!(ものすごく興奮してるか体調に異変をきたしている)」、「むう(きもちいい〜)」とか「んんんんっ?(いまどこ?)」とか「zzzzz...(寝てる..ことはあんまりないか..)」とか、本能しか働いていない、ほぼ「猿」です。(っていうか、わたしだけじゃないですよね)
ただ、音は激しいのに気持ちは静かな感じで進んでいることもあり、経験的には静かな感じのほうが集中は深いのかなって思います。
言葉や視覚を使わない分(聴覚は一応使ってはいるけれど)響き=バイブレーションがダイレクトに浸透していくので、音楽が一番身体的な要素が強いし、生演奏(同じ場に奏者と受け手がいる)というシチュエイションが、他の分野にはまれな、同時性、同時交換性、交流、を生むことが可能なのだと思います。

....一体自分はいま何の話を読まされているんだろうと思っているみなさま(って誰か読んでくれてるのかな。。)
わたしも何書いてんだろうって.......そう、[Ub-X]の説明だったのです。
そう思って、もういちど読んでみる?  いえ、読んでみていただけますか?  だめ?

潜在意識の深淵、世界のバイブレーション、生きるということの喜びや悲しみ、怒りや苦しみや、やさしさやせつなさや....祈り、を、すくいあげ、響かせる奏者として、そして、現実の世界、地球的規模での存在物"ミュージック・ユニット[Ub-X]"としての偏在=いつでもどこにでも在って、どこにもないようで、あるようで、ないようで、あるような、、、いや、あの、がんばってみようかな、という、ひそかな決意表明のようなものかと...

うう、、疲れた、、、もう朝の6時すぎ。。そろそろ寝なくちゃ。。
次回は[Ub-X]聴き方いろいろ、を。bye!

ichiko.H.

|

« まず、 | トップページ | Ub-X こんなふうにも あんなふうにも »

コメント

最初、Ub-Xをユビークスとは読めずに
そのままユービーエックスだと思いました。
すみません...素敵な深い意味があるんですね
難しいですが、潜在意識の海によって
自分が「世界」のいろんな物事と連続して在る
かもしれない、ということですよね。
そして音楽は響きによって深い所にまで
語りかける。私はそんな風に解釈しました。
(間違ってたら、すいません..)
神秘的で力強いユニット名ですね!

私は、おもしろい本や魅力的な音楽などに
出会った時、どこかで繋がっていると感じ
何だか嬉しくなります。

投稿: yoruko | 2006年5月 3日 (水) 03:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« まず、 | トップページ | Ub-X こんなふうにも あんなふうにも »