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2006年8月21日 (月)

ツール・ド・フランスとライセカ

ichiko.H.

Img_1112こんにちは☆

イケイケ気分もすこし落ち着いた今日の隊長です。

そうこうしているうちに、8月26日からブエルタ・ア・エスパーニャが始まります。ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスと並ぶ3大ツールのひとつ、スペイン一周レースです。

実は今年のツール・ド・フランス(以下ツール)は大変なことになっていました。
まず、直前に大規模な薬物疑惑事件が起こり、大勢の選手が出場停止に。その中には優勝候補のイヴァン・バッソ(ジロ・デ・イタリアの優勝者)、ヤン・ウルリッヒを始め多くの人気選手の名前が。(本人たちは否定していますが)
監督が深く関わっていたため、チームごと出場停止になった例もあり、最初から波乱に満ちていました。
圧倒的に強かったランス・アームストロングが史上初の7連勝という記録を作った去年のツールを最後に引退し、今年は誰がマイヨジョーヌを着るのかまったくわからない状況で、わくわくしていたのにこの事件。最初からちょっとテンション下がり気味ではありました。

それでもツールは始まり、選手は旅に出ます。
平地でのスプリント、山岳での逃げやリタイア、落車などたくさんのドラマがあり、フロイド・ランディスが優勝したのですが、なんと、競技終了後、すでに表彰も終わり数日経った後、ランディスにも陽性反応が出てしまったことが判明。優勝も剥奪の方向に。
なんだかやりきれなく、悲しい事件です。
当然ドーピングは良くないことなのですが、選手からは
「主催者のコース設定に無理がある。我々の要求は無視され続けていた。このコースを薬物無しで走れということ自体が常規を逸している」
との声もあり複雑な問題です。

そもそもオリンピックだって、他のスポーツだって主催側の拝金主義によって苦しめられるのはいつも選手たちなのですから。
危険なコースや無理な日程によって多くのスポーツ選手は、最悪では命を落とし、けがに倒れ、本来の美しい姿を充分に生かしきれずに引退してゆくのでは?
そうそう、テレビで見たのですが、旧東ドイツの女子選手で、本人は知らない間に長期間男性ホルモンを投与し続けられたため、気がついた時には男性寄りの体になってしまい、もはや女性には戻れず今では男性として生きているという例もありました。

見つからないもの勝ちのドーピング。この前のクーラー一斉止めじゃないけど(ちなみに東京中のクーラーを「せーの」で全部止めたら3℃気温が下がるそうです:車も止めたら5℃ぐらい下がるね、きっと)選手が一斉にドーピングをやめたら、どのスポーツでも日本人はトップクラスになるのではないでしょうか。スポーツ先進国?でドービングレス度は日本が圧倒的トップなはずですから。圧倒的にクリーン度高いでしょ。(でも、ということがスポーツ先進国じゃなかったりして!

とはいえ、今年のツールでも、ステキな場面はありました。
最終日シャンゼリゼの入り口で、選手たちが、このツールで引退の40歳の選手エキモフを先頭に導き、みんなで彼を讃えお別れと祝福をする場面は感動的でしたし、やはり最終日、「なんでこんなところで逃げるわけ?」なところで逃げた選手が先回りして、集団がきた時は観衆にまじって拍手してた(かわいすぎ!!)など、やっぱりロードレースはステキなスポーツです。(もちろんその後レースに戻りましたよ...^^)

ブエルタは荒涼としたスペインの荒野(砂漠?)を走ります。もちろん山岳も険しく、その荒涼とした風景がまた美しいのですが、けっこう意味わかんない的アプローチも多く興奮度高いです。その、意味わかんない走りの得意なライセカRoberto Laiseka Jaio)は出場するかな?楽しみです!(エウスカルテルのサイトからはおじいさんみたいな写真見れます:37歳. . いずれにせよやばい)
注:どうも隊長の勘違いによりCD含め今までLaisecaと書いていました!検索しても出てこなかった人がいたらごめんなさいm(__)m

そうそう興味のある方はmas ciclismo(nacoさんという女性のサイトですが、すごい情報量です。選手の素顔もたくさん。ニュースも最も早いのでは?おそらく日本一です。今ではロードレース界のVIPです)と、J-sportsを是非覗いてみてください。

そうこうしているうちに、Ub-X:自称リ〜ダ〜凱旋帰郷大船ライヴも、もう2週間を切りました。
この日は夏期限定湘南特別メニューであります。内容はまだヒミツ

*先日の青山ブックセンターライヴでの面白い写真を発見したのでおまけです。リ〜ダ〜は隠れて見えませんが。。この状況さすがにビビリました。!こっち側のボーズアタマは誰だっ?!キズあり!クリックすると大きくなります^^ ( 隊長!せ、背中が!!. . . 自分で驚く. . .  )
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コメント

bookstore live。
なんか、異様な感じですね(^^;
この状況では、さすがに違った意味でキンチョーしたのでは?
なんで、皆して腕組みしてんだろ???
たしかに、立ったままのときって腕の置き場に困るけど。。。
ダラーンて下ろしてるのもおかしいもんね。
でも、ここまで近寄って演奏聴けるなんて嬉しいかも。


で、
ドーピングの話
どっからどこまでが「ドーピング」なんでしょね?
選手の皆さんは検査に引っかかるからって理由で
風邪薬すら飲めなかったりするじゃないですか?
栄養ドリンクなんて迂闊に飲んだらアブナイらしい?<まず、飲まないだろし
昔、オリンピック陸上の短距離で記録とった選手なんか、
カメラ越しでもあきらかに「やってそうだった」し。

オリンピックなんて既に「ショー」化してるわけで、
「ショー」であれば、利益を求めるために「観客ウケ」する演出は必要だろうし、
「観客」も「すごい記録」とかを求めてるところもありますよね。
企業は、「すごい人」にスポンサードって名目でお金を出して、
見返りに、記録とともに自社製品をアピールしてもらって元を取る、、、ですか。
記録を出さないと、世間からは見向きされないから。

普通のトレーニングでさえ、度を越すと身体を壊すのに
薬による肉体改造なんて、ボロボロになっちゃうよ。
それが、わかっててもやっちゃうのが、させちゃうのが「人間」なのかな?
そう思うと、望むと望まないとに関わらず
巻き込まれてしまった選手が気の毒。


by スクープ写真は撮れなかった、遅い夏休みのkozo(--;

投稿: kozo | 2006年8月22日 (火) 17:45

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