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2006年8月27日 (日)

音楽が生まれるとき♪♪後編

ichiko.H.

060824_145650_mつづき. . .

. . .そしてここ数年で、自分に最も向いている思われるアプローチとスタイルに収束してきたと感じています。
それがUb-Xなのですが、すくなくともジャズ的スタイルという意味では今までにはなかったやりかたです。(インプロビゼーション要素が強いのでジャズというジャンルに括られがちですが、本人たちは必ずしもそうは思っていませんが。)

自称リ〜ダ〜とバンマスの類いまれな天才二人の組み合わせではじめて可能になった高度なグルーヴ感と、自分でも説明のつかない隊長の和声感による素材を三人が同時に演奏することで生み出される、おそらく物凄い量の情報量にもかかわらず妙に浮き上がる密度感、独特な音響感というか質感。実際目眩を起こしたひといますし。
わたしの直感ではこれはもしかしたら本当に新しいかも知れない、と感じています。(なによりミュージシャンの反応がすごいです)

これは、新しく素晴らしいことを生み出すぞ、という意思を持ち続け、さらに焦らず湧いてくるのを待つ、という姿勢を長年続ける、という方法でできたことだと思います。とにかく根拠の無い確信だけはあったので。

で、要するに上記の体制を基本に、体全体で湧いてくるものを拾い上げて現実音=曲にしていくわけですが、私の場合、まずはピアノもしくはキーボードの前に座りたくなります。そして湧き上がった「感じ〜断片」をほろほろと紡いでいきます。
ひとつの断片からつながったイメージ(断片)が湧いてきたり、また全然別のイメージに跳躍したりしながら、そ のうちだんだんまとまってきます。今のような時期はいちどに何曲分ものイメージが湧き上がってくるのですが、やはり最終的にはどこかでアルバムを想定してもい るので、ある程度の曲数になるとバランスを考えて「静かで美しい曲が欲しいな」とかをインプットします。たぶんそうすると脳がフル活動して曲を生み出すの だと思います。

ただし、ずうーっと鍵盤を前にしているわけではありません。こういう状態のときは、常に体全体が振動している感じ、頭の中で音楽が鳴っている状態です。
もちろんこれに期限がつくと、体全体に強烈に負荷をかけて「何が何でも体制」に持って行きますがそういうときはちょっとつらいです。余裕があれば、無理せずからだに任せるようにします。逆に意識的にちょっと休ませたほうが能率がいい場合もあるし。

で、ですね、前回50%ぐらいかな、って書きましたが、ふたをあけてみたら全部捨てて全然違うものになっていた!という事態も起こりうるんですね、これが。
でも、いちどこの時期を経過することは重要だと思うので、そうなっても無駄だとは思いませんが。

枠が無い、ということは自由であるとともに、だだっぴろい宇宙空間に投げ出されたようなもので、拠り所にするものも無く〜だってまだ無いものを響かせようとしてるんだから〜それが不安だったら出来ないことなのですが。
「枠」というのは、言い換えればすでにあるものの中からあてはめる、聞こえの悪い言い方では「過去の焼き直し」(注:私自身このことを悪いこととは思っていないです)ということでもあります。だからある意味楽なのです。
しかし「枠」が無いということのスリルとスピード感と面白さは、たとえイノチと引き換えだとしても止められませんね。

というわけで、ずいぶん長い文になってしまいましたが、曲の生まれ方についてご理解いただけたでしょうか?????

そうそうko-zoサポーターさまがこうかな?こうかな?と書かれていたことは細かい要素としては少しずつ全部ある感じですね。
わたしに無いのは「理論的に構築してゆく」という要素ではないでしょうか、なんと . . . . .

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ハニービー 夏季限定湘南スペシャルメニュー その2

★自称リ〜ダ〜のヴォーカル!!

上下写真は、以前やっていた自称リ〜ダ〜のヴォーカルリーダーバンド「Sweet'n Cool」(藤本敦夫vo,g  藤井信雄ds  坂井紅介b  橋本一子p)で歌うリ〜ダ〜。その甘い歌声に女子ファンはとろけ、シビレたものです!〜失神者続出(うそ)
3曲ほどメインで歌う予定★

☆乞うご期待☆

見守るチョコボと歌うリ〜ダ〜♪

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コメント

おぉぉ..Sweet'n Cool懐かしいです

隊長ファン&リーダファンでもある私にとっては

嬉しいかぎりです(笑)

確かに隊長のコメント通りUb-Xの音楽は

過去のHyper.Inspirationなどや

リ-ダー様がべ-スでトリオで演奏した物に
比べると凄く新しい音楽に進化していると思います

Ub-Xで是非JAZZと現代音楽の融合を果たしてもらいたいです!! (本当はそんな単純な物じゃないと思うのだけれど)

投稿: NaJaの使い | 2006年8月27日 (日) 19:34

きゃぁー!リーダーさまぁぁぁ!(ハァート

自称リーダー様は、いまでもカッチョいいのですが
写真のリーダー様、、、甘いですねぇ。
おまけに、声も甘いとくりゃ
失神する女性も出ようってもんです。
妖しいボッサで湘南海岸は失神者続出か!? (@_@)
レスキュー!レスキュー!

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隊長殿の「曲作りについて」…
2回にわたっての詳しいご説明、ありがとうございました m(_ _)m

「無」な状態から、
自分の内側で沸々と沸いた「インスピレーション」(?)を
指が紡いでいって、、、って
スクラップ&ビルドもあったりして、
一方では、古い素材が熟成されていたりして、
色々混ざって「いいモノ」が生まれて、、、
まさに、「職人」な感じがします。

なんか、うまくお返事が書けないんですけれど、(--;

また、色々お話し聞かせてくださいませ m(_ _)m

投稿: kozo | 2006年8月27日 (日) 21:13

なんだか語りすぎちゃって伝わりにくいかな〜って思いながら書いてしまいました。質問いただければ出来るだけお答えしていこうと思っています。
ちなみに音楽業界では「職人」とは、わたしと真逆の、サントラやCMをすらすら〜っとたくさんこなせる人のことをいいます^^;

投稿: i | 2006年8月28日 (月) 01:23

本当、Ub-Xはすごいですよ!ベルリンでのライブでも、ベルリナーや海外から聴きに来ていた方が、心底びっくりしていましたものね。皆さん本当に喜んでいたし、感動していましたよ。
もっともっとベルリンでも、他の場所でも聞かせていただきたいです!
そう思っていたら、きっと実現するって信じています~♪

投稿: yoshiko | 2006年8月28日 (月) 02:19

ギョウカイでの「職人」は、ボクの中の「職人」と違ってたようで。。。(汗
でも、どっちも「職人」には違いないですね!


このblogで、
隊長殿やリーダー様とこうやってお話させていただくのが
楽しくて仕方ないです。
ありがとう。感謝。 o(^^)o

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「Monolith」の終盤
隊長の重厚和音攻撃のさなか
リーダーのドラミング掃射をかいくぐって
後ろの方で、声を発しているのは
リーダー様でしょうか?バンマス様でしょうか?
私の予想では、おそらくは、バンマス様ではないかと。。。。。


ところで、バンマス様のネット事情は改善されたのかな????

投稿: kozo | 2006年8月28日 (月) 21:20

>でも、どっちも「職人」には違いないですね!
いえいえ、やはり意味的にも「職人」とはちがうと思うのですが。。
「職人」は高い技能が重要な仕事です。わたしは表現を追求する者。技能は高くないですし(謙遜はしてませんよ。事実です)
「表現者」とか「アーティスト」という言葉の方が近いと思います。

「Monolith」 . . 当たり、バンマスです。
ネット事情は改善されたらしいのですが、何度か飛ばして、ちょっとへこんでらっしゃいました。

>yoshikoさまコメントありがとうございます♥
桃のコンポート、とってもおいしかったです♥
ヨーグルト、パン、お好み風クレープなど楽しませていただきました!!

*これまでにもコメントくださった皆様ありがとうございます。
こんなblogでも楽しんでいただければほんとに嬉しいです。

ichiko.

投稿: i | 2006年8月28日 (月) 23:24

石持参で頑張りたいと思います

投稿: 自称〜〜 | 2006年8月29日 (火) 08:29

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