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2007年1月22日 (月)

そのまんま隊長国外篇2

自称リ〜ダ〜そのまんま藤本なのだが

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青山ブックセンターで行われたブックフェアの

ハシモト隊長目録国外篇その2なのだ

アーシュラ・K・ル・グィン
「所有せざる人々」 ハヤカワ文庫 
*ル・グィンのなかではちょっと異色。理想社会とは?人々が平等で、個人の所有物はなくすべてを共有する幸福な?社会。しかし、そこにも常に枠からどうしようもなくはみだしてしまう人間がいる。それを認めどう受け入れ、社会を人間を豊かにしてゆけるのか?を追求した素晴らしい作品。

ジェイムズ・エルロイ
「ブラック・ダリア」 文芸春秋
「ビッグ・ノーウェア」 文芸春秋
「LAコンフィデンシャル」 文芸春秋
「ホワイト・ジャズ」 文芸春秋
*暗黒のL.A.四部作。凄まじい暴力と欲望と悪意と絶望の渦。すべてが過剰で、これでもかこれでもかという激しさと圧力で押しつぶされそうに。しかし根底には正義への希求力と希望への通奏低音が. .
「アメリカン・タブロイド」 文芸春秋
「アメリカン・デス・トリップ」 文芸春秋
*ケネディ暗殺、キューバ危機、ヴェトナムの泥沼、渦巻く権力と陰謀と欲望が。どこまでが真実でどこまでがフィクションなのか。圧倒的な筆力で迫ってきます。

スティーヴ・エリクソン
「Xのアーチ」 集英社
「ルビコン・ビーチ」 筑摩書房
「彷徨う日々」 筑摩書房
*わたしにとってエリクソンは「視覚的幻覚感」が溢れ出して止まらなくなる世界。なにか”音楽のようなもの”が聞こえてくる特別の物語です。

トマス・ピンチョン
「ヴァインランド」 新潮社
*おかしな人物や奇妙な設定、ありそうでありえない冒険活劇、錯綜とフラッシュバック、それが絶妙なバランスで疾走してゆく物語が大好き。テーマなんかどうでもいいじゃん、読み終わった後に、面白いものは「痕跡」を残すのだから。

ロバート・R・マキャモン
「遥か南へ」 文芸春秋
「スワン・ソング」 福武書店
*もとはホラーの人気作家がホラーを離れて書いた作品。
愚かで奇妙な、でも心優しい人々の冒険と戦いと救いが。感動的な二つの物語。

ピーター・ストラウブ
「ココ」 角川文庫
「ミステリー」 扶桑社
「スロート」 扶桑社
*ホラー作家がホラーを離れて書いた小説というのはちょっと異質なムードがある。その異質さが現実と非現実の狭間でなにかオーガニックな働きをして物語を豊かにしている。つながっていないようでつながっているこのミステリー三部作。素晴らしいです。

ブレット・イーストン・エリス
「レス・ザン・ゼロ」 ハヤカワ文庫 
*ロスの有産階級の腐敗描写がすごい。スーツ姿の立派なオヤジ達がクールに鑑賞する幼児レイプ殺し撮影場面や、まだ10歳に満たない子のドラッグ中毒。そんな環境で育つということはどんな精神を育むのだろう?乾いた絶望感は、でもこれを書いた若者がいた、ということでかすかに希望につながっている。これは、でも80年代の話。で、今は?

アーヴィン・ウェルシュ
「トレインスポッティング」 角川書店
*レス・ザン・ゼロとは真逆の、エジンバラの貧困労働者層の若者の日々。アル中とジャンキーとセックスと暴力。生まれ落ちた環境の枠から脱出するのはいずれにしろとても難しいことだ。ほんとうは繊細で、不安や恐怖を抱えていて、そして可笑しくってかわいい。

ヘレン・フィールディング
「ブリジットジョーンズの日記」  ソニーマガジンズ     
*かわいくって面白くって。これも本屋でふと開いて即! もちろんそのあと映画も見ました!

マイルス・デイビス クインシー・トループ
「マイルス デイビス自叙伝」 宝島文庫
* やっぱり面白い!マイルスという偉大な音楽家の素顔、モダンジャズの歴史、 同時代のミュージシャンのエピソードの数々!ジャズファンじゃなくても!

. . .

つづく. . .

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コメント

こんばんは。
ブックリストを拝見しておりますと
皆さんの個性というか、趣味というか、
お人柄というか、雰囲気というか、
そういうものを感じます。

何冊か読んでみたくなった本もありました。

最近、ほっとんど本読んでないです。
ハマって読み出すと全巻走破するくらいの
勢いなのだけど、読まなくなるとパタっと(汗

いちばん、最近読んだのは、
浦沢直樹氏の「プルート」の4巻だったりして (^^;

投稿: おやぢ | 2007年1月22日 (月) 21:31

めちゃくちゃ参考になります!!
わーい。

他称リーダーありがとー。

個性、
出てますよねー。

素敵。

投稿: a-qui. | 2007年1月24日 (水) 01:13

ありがとうごぜます
隊長の読書量はハンパないっす!

投稿: そのまんま藤本 | 2007年1月24日 (水) 09:19

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